基本資料
委員会運営方針
夢ビジョン創造委員会
委員長 海 老 子 川 雄 介
■はじめに
旭川青年会議所が設立から60年目を迎えた昨年に策定された「旭川JC宣言 夢ビジョン2010」では、2010年代運動指針として『豊かさの探求によるわがまち・あさひかわの発展』が掲げられた。そして、我々は夢づくり・ひとづくり・地域づくりのリーダーとして、真に豊かな魅力あふれる地域の創造に向けて邁進することを宣言している。
夢ビジョン創造委員会は、2000年代運動指針の検証と2010年代運動指針の策定を経て設置された。これから1年をかけてメンバーの有機的なつながりと思考を活性化させ、明るい未来を築こうと邁進する青年会議所運動の原点を再確認し、時代の変化に対応したい。
■夢ビジョンの創造
経営学では「ビジョン」とは、「経営理念のもとに、企業が目標とする将来のあるべき姿を、株主・社員・顧客・取引先・社会に対して、わかりやすく表現するものであり、企業戦略の要である」と定義されている。また、アーティストのオノヨーコは「夢」について「一人で見る夢は夢でしかない。しかし誰かと見る夢は現実だ」と語っている。
昨今の経済、社会状況の不安要素について触れるまでもなく、未来に希望の光が見えにくくなっている今こそ、夢を創造し、さらに夢を仲間と共有し、描いた未来像を実現させる知恵と行動力が求められている。したがって当委員会では、会員同士の交流と変革を通じ、夢の創造とビジョン共有を目指す。
■組織改革特別会議
昨年度に取り組んだ2000年代運動指針の検証において、モチベーションの低下や事業の数や規模など様々な弊害についてメンバー自身が考える機会を得ることができた。また2010年代においては変化する時代の波に対応したLOMづくりを考えていく必要があることも浮き彫りになった。さらに単年度制の枠を超えた事業の移管や最適化、円滑なリレーションの必要性も挙げられた。
今年度、当委員会が中心となって運営する組織改革特別会議では、公益法人制度改革も視野に入れ、旭川青年会議所の原点、すなわち公益性の高い団体としての社会的責任を再確認し、今、私たちが求められている公益性を考えたい。社会変革の能動者として環境に素早く対応し、夢の創造と実現を果たすための事業検証や見直しについて、理事者および各委員会副委員長を中心とした全メンバーによる組織改革特別会議で議論を深める。この会議では委員会のフレームにとらわれることなく活発に議論し、そのプロセスやイメージについても全メンバーが共有し、中期的にその実現に向けて行動する体制を目指す。
■会員交流事業
LOMが描く夢の実現のためにはメンバー同士がお互いを知り、LOM一丸となって邁進することが必要である。しかし、近年メンバー数の減少に加え、スリーピング状態のメンバーが少なくないことから例会や委員会の出席率の低下が目立ち、各事業において肉体的精神的な負担が一部のメンバーに集中し、さらにモチベーションが低下するなど悪循環に陥っているといえる。そのような状況において当委員会では魅力ある会員交流事業を企画・実施することで、メンバー同士が楽しみながらフランクにコミュニケーションを図れる機会を作りたい。
<会員拡大>
時代を突き動かすのは、いつの時代も若い力である。疲弊感が漂う旭川において、明るい未来像を描き、その実現に向けて邁進するためにも会員拡大は必然である。当委員会では、旭川青年会議所の存在意義、事業活動、そして我々が夢見る地域の未来像を発信し、夢と情熱、そして感動を共有する仲間を獲得することで、地域の発展に寄与したい。