基本資料
理事長所信
-
- 一般社団法人旭川青年会議所
2018年度 第68代理事長 - 岩井 隆行
- 一般社団法人旭川青年会議所
-
- 2018年度スローガン
「暁」想像し創造する
- 2018年度スローガン
1950年11月18日、64名の志高き青年によって旭川青年会議所が誕生した。私たちの先輩は純粋に社会のためにと云う思いで今日の礎を築かれた。
私たちは今、先輩たちの偉業を誇りに思うことで、それに甘んじるばかり、変革の能動者たらんとする気概を持ち、現実を捉え立ち向かい、「明るい豊かな社会」の創造へ向けて努力しているだろうか。
LOMを取り巻く内外の環境が変化して来ている今こそ、自らが変革の必要性に迫られている事実から目を背けてはいけない。今一度発足時の志をあらためて考え、率先し地域創りを推進してきたと云う自覚と自信、そして旭川青年会議所に対して誇りを持ち、私たちが進むべき未来を見つめ、その希望ある未来を創造するために団結し、夢をかなえる揺るぎない信念のもと、前向きな姿勢を示すことが過去への敬意につながるに違いない。
青年会議所は単年度制であるが故の利点や弊害がある。しかし、この弊害も新たな発想のもと解決しようと試みることができるのも単年度制が故の利点である。
組織は時代の変化と共に進化しなくてはならない。私たちが行なっている運動もまた同様である。地域経済の活性化や地域資源の活用、教育のあり方、そして組織運営のあり方も時代に即した柔軟な考え方や見方を持ち、様々なメディアなどの情報を鵜呑みにし、その情報に左右されることなく本質を捉え、しっかりとした信念を持った自らの考えのもと、いま何が求められているのかを判断し行動に移して行かなければならない。私たちが行なっている運動の全てが一朝一夕に結果が出るものではない。その都度、手法や発信の仕方は異なれど、私たちが行なっている運動を確実に地域社会に伝播し、様々な機関や各地LOMと緊密に情報を交換・共有しながら運動を継続し「明るい豊かな社会」の創造に向けて邁進し続けなくてはならない。
私たちが描く地域創造に向けた運動を継続できる組織へと、活性化させるも衰退させるも全ては「人」である。組織を活性化させ青年会議所運動を推進するためには、次代を担い共に運動を展開する仲間を広げる必要性があり、その拡大活動の手を緩めてはいけない。そして組織の発展は人財の成長なくしてはありえない。故に私たち一人ひとりが変革の能動者たらんと気概を持ち「夢づくり・人づくり・地域づくり」を牽引するリーダーへと成長することで組織が活性化され、時代の要請に対応できる組織へと発展するのである。
青年会議所運動は家庭や所属企業の理解と協力により支えられ、互いの結びつきは利害を超えた純粋な友情である。しかし単に仲良し集団に留まらず、先輩やメンバーを敬い、また各々の運動に対し互いに意見や賞賛し合いながら切磋琢磨し、地域の未来に対して責任を感じ、地域創造の一翼を担う存在とならなければならない。
自らを取り巻く環境は様々であるが故に、苦労や悩み、そして想いも様々である。しかし、何事も行動を起こす前に環境を原因にしたり、諦めたり、できない理由を考え無理だと結論付けるのではなく、先ずはどの様に行動するとできるのかを想像し共有して何事にも立ち向かい、時に立ちはだかる困難で険しい道のりでも、挑み続ける強い決意で道を切り開いていかなければならない。それは私たちの地域に対することだけではなく、日本や地区協議会に対しても同様である。
2019年には、旭川空港に国際ターミナルが完成し世界への新たな扉が開かれる。特にアジアと触れる機会が増してくる。旭川で挑戦し、道内各地・日本そして世界へと羽ばたき、魅力あふれる我がまち旭川を発信していこう。その先に「明るい豊かな社会」があり、立ち止まっていては真に豊かな魅力あふれる地域は創造されず「明るい豊かな社会」は訪れない。私たち青年会議所が他団体に先駆け、いち早く地域の問題点を捉えこれからも率先して行動することが必要である。
本年は、一致協心戮力のもと、私たち自身が楽しみながら地域創造に向けた運動を展開し、愛すべき故郷あさひかわの発展を想像し創造するべく立ち上がらなくてはならない。
然れば、旭川青年会議所の暁となる一年になるであろう。