基本資料
委員会運営方針
まちづくり室
副理事長 林 祐作
私たちが暮らす旭川というまちを形容する時、「四季によって様々な表情を見せる美しいまち」や「物流の拠点となり道北経済の中心」などと言われますが、コロナ禍から抜け出せない現下においては、すがりつくアドバンテージにはなっていないことを認識しなければいけません。ポストコロナに迎えるニューノーマルとは、むしろこのアドバンテージに頼らない視点や活動が必要だと考えます。
まちづくりにおいて、青少年に対する取り組みはこのまちの礎を築くことであり、我々を含む地域住民にとっても決して無関係ではなく、深く大切に向き合わなければなりません。人口が減少していく現実の中で、超高齢化社会の真ん中に存在している私たちが歴史や教訓に対して真摯に向き合い、培った経験や学びを後世へつなげる必要があります。一方で、情報が飛び交い有意義なツールが絶えず産まれ進化する生活スタイルにおいて、私たちは積極的にそれらと向き合い、多くの知識を得て理解を深めリテラシーを高めることや、道を切り開くリーダーの必要資質である発想力や感性を成長させるための機会を守ることも重要です。
地域において、人口減少や超高齢化社会等の課題が存在するなかで、社会的発展を踏まえない利己的な経済発展は人の心とまちづくりに悪影響を及ぼすことから、私たち青年経済人は常に利他の心を忘れずに多様性を重んじたまちづくりを行う必要があります。また、まちづくりを通じて「明るい豊かな社会」の実現に繋げていくためには、言い訳をせずに教育・文化・経済に反映させる提案や活動を止めてはいけません。そのためにも、様々な個性を融合させ、上下左右の壁を取り払い「一心」(心ひとつに)して「昇華」(ステップアップ)することを目指します。
戦後発展し続けた日本という状況から、足踏みをはじめて、今や低迷している現代において、旭川という地域も例外ではない上に、コロナという厄災により大きな痛手を負っている中、応急処置では回避できない状況です。災害や事故等で緊急事態時に救命医療の手順として行う「トリアージ」は、患者の治療順位や救急搬送の順位を決めるばかりではなく、搬送先施設の決定も行いますが、私たち「まちづくり室」は、トリアージによって送り込まれた課題を懸命に取り組み、旭川青年会議所全体を押し上げ、100人の一歩が「旭川」の発展への一助となるよう、柔軟性をもちつつ能動的に活動します。
「四季によって様々な表情を見せる美しいまち」や「物流の拠点となり道北経済の中心」などは、私たちの財産です。この財産をいつまでも守り続けるためにも、先輩諸兄が連綿と引き継いできた創始の精神を心に刻み、青年会議所運動に邁進していきます。
未来の力支援委員会
委員長 馬場 智章
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い社会が目まぐるしく変化しており、ニューノーマルなスタイルの生活を求められています。その変化に対応していくことにストレスや不安を抱えている人がたくさんいます。特に青少年たちは、新型コロナウイルス感染拡大によって行動を鈍くさせられ、勉強や課外活動にまで支障をきたし、外に出ることさえも制限されるなど自粛生活によって様々な立場で活躍の場を失い、大きな影響を受けています。コロナ禍におけるデジタル社会の中でインターネットを使った非対面での授業や友人とのやりとりが増え、とても便利な世の中になりましたが、人と人との触れ合いの中でしか生まれない価値に目を向けていく必要があると考えます。
我々「未来の力支援委員会」はその価値に目を向けて、その名の通り未来の力を育み、1mmでもまちを動かすためにコロナ禍を言い訳にしません。まずは、一年という限られた委員会活動期間の中で自粛ありきではなく、まちを動かしていくリーダー育成のために、自ら考えて行動することができる能動性や道を切り開く発想力や素直に吸収できる感性を育む支援に重点を置き、全力で取り組んでまいります。さらに、未来の力の根幹となる夢を育むために優先順位を考えて取捨選択しながら、多様でリアルな体験活動の機会を提供します。
また、我々青年経済人の活動は全ての旭川市民にとって規範となることを忘れてはいけません。社会情勢や環境変化に流されることなく、自ら積極的に変革を創造し能動的に活動すること、つまり「昇華」(ステップアップ)していき「一心」(心ひとつに)なることが、地域社会のボトムアップと市民意識の向上につながると考えます。常にまちのことを考え、社会をリードし、自分自身に妥協や言い訳せずに、老若男女問わず全ての人たちの可能性を信じて、地域の持続的発展のため青少年育成に力を注ぎ、明るい豊かな社会の実現を目指していきます。
会員拡大について
青年会議所運動は様々な人の協力で成り立っています。会員増強は、強靭な組織を作っていく上で、とても重要なことであると考えます。この組織は友情に恵まれ、個人の成長を伴う絶好の機会の提供です。それは利害を超越した純粋な友情でしかなし得ない物でもあります。会員拡大により組織力を上げて持続可能な組織を作っていくことが大切です。委員会メンバー協力のもと10名の新会員候補をリスト化していき、入会推進を図ります。
旭川まちの支援委員会
委員長 中保 翔太
近年、新型コロナウイルスにより今まで当たり前であったことが当たり前ではなくなり、社会も大きく変化せざるを得ない状況が続いてきました。その大きな変化は人と人とのつながりを軽薄化させ、市民主体のまちづくりを停滞させる一因となっています。経済的発展と社会的発展の歩みを進めていくためには、市民主体を念頭に置き、社会全体に求められる様々な変化に順応し、多様性を重んじたまちづくりを実行していく必要があると考えます。
我々の伝統である市長例会では、旭川市のトップリーダーである市長の考えるまちの未来を理解し、それを踏まえ青年会議所だからこそ共にできるまちづくりにコミットします。さらに、まちづくりにおける市政と市民の架け橋となり、より多くの市民を巻き込み、まちの未来を市民と共に考える機会の創造にも力を入れていきます。我々青年経済人が利他の精神を持ち多様性を尊重しながら、あらゆる変化にも前向きに捉えることやどんな状況下でも行動を続けることが市民主体のまちづくりの一助にもなると考えます。また、本年は市制施行100年という節目の年です。この節目を契機とし、先人たちに感謝するとともに次の100年に向け、我々の役割を明確にして今までの経験や学びを後世につなげられるよう積極的に取り組んで参ります。
新型コロナウイルス感染拡大により様々な活動が制限されていますが、できない理由を探すのは簡単です。しかしどのような状況下においても旭川市発展のために、数ある課題の中から今できることを真剣に考え、こだわって実行することが「旭川まちの支援委員会」に与えられている使命です。当委員会ではコロナ禍におけるまちづくりと言う難題を1mmでも前に動かし、我々青年経済人100人の一歩を旭川市の「明るい豊かな社会」の実現へつなげられるよう、上下左右の壁を取り払い一心(心一つに)に昇華(ステップアップ)し能動的かつ柔軟に活動いたします。
会員拡大について
青年会議所の目指すまちづくりは、イコール人作りといっても過言ではありません。また旭川青年会議所の新たな活動に向けて、新しい人財の感性や行動力を求めてこそ組織のステップアップがはかれると考えます。新会員の獲得に当たっては委員会で話し合い10名の新規候補者をリストアップします。