青年会議所は、40歳までの青年経済人が明るい豊かな社会を築くために集う、まちづくり・人づくり・地域づくりの団体です。

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理事長所信

  • 一般社団法人旭川青年会議所
    2025年度 第75代理事長
    筒井 和騎
  • 不易流行

旭川青年会議所は1950年に戦後の日本再建は青年の使命であると掲げ、志同じくする勢いと活動力に富んだ青年たちが集い設立されました。そして74年の長きに渡り旭川の課題解決に向けて様々な運動を展開し、明るい豊かな旭川の実現に寄与して参りました。その時代により地域の課題も市民が求めているものも変化していますが、青年会議所が率先して時代の先端を追求し、チャレンジすべき組織であるということは不変です。

青年会議所に入会した時の私は、ただただ平凡な人生を歩む自分の殻を破りたい、そんな気持ちを持った世間知らずな若者でした。8年間の青年会議所運動において様々な役職を担わせていただき、JCがどのような組織か、何が得られるか組織かが見えてきました。JC が他の団体と圧倒的に違うのは絆の強さでした。そして、絆の正体は何かというと「無償の愛」です。同志が苦境にいるときに我が身を差し置いて行動することができる人財が育つ。それがJCの本質だと私は思います。なぜそのような人財が生まれるかというと、JC で運動を起こすときに一人では到底達成することが難しいからであり、乗り越える過程で心からの感謝が出来るようになるからです。いつしかその感謝の感情は、家族に、自社の社員に、その社員の家族に、お客様に、と自分が関わる多くの人へと向けられていきます。創立75年を迎える今、私たちは自身の周りにあるあらゆる物事に感謝をしながら、大切な人の明るい未来を切り開くため、次代へとつながる地に足の着いた運動を展開して参ります。

組織運営について

旭川青年会議所の会員数は1995年217名のピークを境に減少傾向が続いております。人口推移に比例している側面もありますが、旭川青年会議所が持続的に地域に豊かさをもたらすには会員拡大は欠かすことができません。会員拡大は運動そのものでもありますから、会員一人ひとりが意識を持つためにも新たな仲間を迎える気概を高める必要もあります。また、全ての会員が真価を発揮するためにも昨年に引き続き、変えてはならないもの、変えるべきものを見極めながら組織体制・仕組みを整えることで、旭川青年会議所がまちと会員の相互に意義がある組織であり続けることを念頭に持続可能な組織の形への足がかりとなるチャレンジを行って参ります。

まちづくりについて

いつの時代も「明るい豊かな社会」を目指して様々な運動を実施している青年会議所では、豊かさを「経済的・物質的」「精神的」に分けて考えられることがありますが、どちらか一方のみが充足されても真の豊かさにはたどり着くことができません。我々は青年経済人として、物心両面の豊かさを追求し明るい未来を追求することでまちの発展に寄与します。

多くの地域では人口減少や少子高齢化による生産年齢人口の減少に起因する問題を抱えています。また、近年においては人件費高騰や労働規制により中小企業の人手不足倒産も急増しています。当然、企業はそこで働きたいと思われる魅力的な企業となる努力をする必要がありますが、地域経済が衰退してしまえば労働者に還元することも困難になることは明白です。我々は地域としてしっかりと稼ぐ力をつけていくこと、そして一人ひとりの生産性を高めていくことを目指さなければなりませんが、国内需要だけで完結を目指すことは地域間でのパイの奪い合いでしかありません。世界へ視野を広げる必要があります。

前述したように真の豊かさにたどりつくためには「精神の豊かさ」も必要です。非常に形容しがたいものですが、間違いなく人間が幸福感を得るためには必要な要素です。現代は戦後と違い経済的・物質的には充足されている人が多いにも関わらず、日々の生活に幸福感得られない人がいるのはなぜでしょうか。全ての人にとっての豊かな社会を目指すにあたり、現代を生きる人々が何に幸せを感じることができるのか、またどうすれば幸せを感じることができるのかを模索し、物心両面の豊かさを追求します。

また、事業を行う上で効果的かつ計画的な広報活動が重要です。特に対外的な事業については、毎年当該年度の委員会が調査と研究を重ね、素晴らしい事業を実施しています。しかし、届けることに苦戦し、事業効果の最大化が図れていない事案が多くあります。ただ単に多くの人を集められれば良いかということではありませんが、狙いを定めたターゲットに対し効果的な内容、タイミング、表現をもって広報を行うこと大切にします。

旭川青年会議所会員の皆様へ

青年会議所はどこのLOMでも役の任期は単年度を採用しています。時にはリーダー、時にはフォロワー、はたまた中間管理職であったりと、様々な立場を担うことができるのもJC の面白さであり成長の機会です。深く考えずがむしゃらに運動に参加してでも得られるものはありますが、与えられた役割を正確に理解し、意義づけ・意味付けをすることで全てのメンバーに成長の機会が提供されるシステムです。1年間という期限付きの役割をどのような解釈のもと全うするのか。誰のために何のために行うのか。まずはしっかり自分の中で定めることが重要です。定まらなければ模索しつつ運動を行うことで、必ず自身にとって素晴らしい時間になります。また、周囲の目を過度に気にしてしまったり、外部からのバイアスに囚われていては、本来あるべきJCの本質は発揮できません。何かにチャレンジするときには賛否があるのは当然のことです。配慮は必要ですが、遠慮は足かせでしかありません。恐れを小脇に抱えながらも仲間を信じ、支え合いながら前へ突き進みましょう。そのアクションこそが次代への恩送りそのものです。送ろう、未来へ。

お問い合わせは

  • TEL 0166-22-9815(平日9時から17時まで)
  • TEL 0166-26-3235
一般社団法人旭川青年会議所
〒070-0043 旭川市常盤通1丁目
道北経済センタービル5階